INFATUATOシンドローム
雪「大体、なんでお前らがココにいるんだよっ、用がないならさっさとk…ゴホッゴホッ」


璃夢「あ、あんまり大きい声出しちゃダメですっ!」


やっぱり良くなったわけではなかったようだ。

だけど大きな声を出させているのは私たちだよね…ごめんなさい。


雪「ゴホッゴホッ…か、えれよ」


璃夢「日向くんを任されているので、勝手に帰るわけにはいきません…」


雪「今すぐ…かえ、れ! ゴホッゴホッ!ゴホッ!」


翼「だから!デケェ声を出すなっての!」


璃夢「はいっ!寝る!」


いつまで経ってもベッドに横になってくれないので、私は日向くんの体を布団に押し付け、布団をかぶせた。


璃夢「これ以上熱が上がったらどうするの」


雪「し、るか」


璃夢「知るかじゃない! 日向くんの体のことなんだから他人事みたいにしちゃダメ!」


雪「チッ……」


舌打ちされた!……うぅ、絶対ウザイとか邪魔とか思われてる…。でもさっきも言ったけど勝手に帰るわけにはいかないよ…

少しショボンとしていると


コンコンッ

すると誰かが部屋をノックした。


雪「………………。」


だけど日向くんは返事をしない。聞こえてないことないと思うけど…。

ノックした人もちゃんとしてるな。返事ないから入ってこないんだよね?


コンコンッコンコンッ


もう一度日向くんの方を見てみると布団の中から私を見ていた。

えっ?それはどういう視線?返事しろって言われてる?


コンコンコンッ
コンコンコンッ
コンコンコンコンコンコンコンッ


なんか、三三七拍子でリズミカルに叩き始めたんだけど…

てか、この人も諦め悪いなぁ!!

仕方ないな、返事するか…
《なげやりになっている》


翼「コンコンコンコンッ、うるせぇんだよ」


返事をしようとする前に翼が動き出し、部屋の扉を開けてしまった。
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