INFATUATOシンドローム
翼「俺たちが教えてやるから。これからちゃんと頼るようにしろよ?」
璃夢「そんなの……迷惑になるんじゃ?面倒くさいでしょ?」
迷惑かけるくらいなら別に頼り方なんて知らなくても困らないよ…?
雪「その発想の根底から叩き直してやる」
そう雪くんに怒られた…。でも表情は怒っていると言うよりなにかに傷ついたような顔だった。
翼「お前は何かあったらすぐに周りのこと気にして、自分のことは後回しにするよな。」
そんなつもりはなかったけど…でも、周りの大事な人達が嫌な思いするのはいやだもん…
翼「お前がそうするのって周りを大事に思ってるからだろ?大事だからこそ、迷惑かけて邪魔になりたくないんだろ?」
周りを大事に思ってるから…邪魔になりたくない…すごい、全くその通りだ。
翼「でもな、璃夢。それと同時に俺たちもお前を大事に思ってる。お前を傷つけるのがお前自身だとしても、俺たちはお前が傷つくのを見たくない。」
考えたこと無かった。周りから自分が大事に思われているのかどうかなんて。嫌われないことと迷惑かけないことしか考えてなかった
雪「……お前、俺に言ったよな。俺が風邪ひいて、それでも時雨を助けに行こうとした時」
それは…時雨が誘拐された時のことだよね。でもその時になにかあったっけ?
雪「『自分を頼れ』って言ったよな。あの言葉………………俺は嬉しかった」
少しだけ言いずらそうに顔を逸らして雪くんはそう言った。
雪「………だから、お互い様…。貸しをつけたままは嫌だしな」