三月の雪は、きみの嘘
「だって、冷たい……いや、クールな人だと思ってたから」
「そうかな? 同じだけどな」
全然違うって。まるで人が変わったみたいじゃん。
いぶかしげな顔をしていたのだろう、拓海くんは首をかしげた。
「どうして怒っているの?」
「怒って……?」
「うん。なんだか怖い顔しているし」
そのセリフを聞いた途端、もやっとした感触がお腹にまだあることに気づいた。
そうだ、昨日『ウソつき』って言われたんだった。
いや、正確に言うと、それに近いニュアンスで私を非難していた。
初めて交わした言葉が失礼な内容だったことを思い出し、表情に遅れて時間差で不機嫌な気持ちになってしまう。
「だって、ひどいこと言われたから」
あの鋭い目を思い出しつつ、ためらいながら言うと……。
「ひどいこと?」
拓海くんは繰り返した。
「そうかな? 同じだけどな」
全然違うって。まるで人が変わったみたいじゃん。
いぶかしげな顔をしていたのだろう、拓海くんは首をかしげた。
「どうして怒っているの?」
「怒って……?」
「うん。なんだか怖い顔しているし」
そのセリフを聞いた途端、もやっとした感触がお腹にまだあることに気づいた。
そうだ、昨日『ウソつき』って言われたんだった。
いや、正確に言うと、それに近いニュアンスで私を非難していた。
初めて交わした言葉が失礼な内容だったことを思い出し、表情に遅れて時間差で不機嫌な気持ちになってしまう。
「だって、ひどいこと言われたから」
あの鋭い目を思い出しつつ、ためらいながら言うと……。
「ひどいこと?」
拓海くんは繰り返した。