どきどきするのはしかたない
続きと更に続きの部分はとても熱量のあるモノだと思った。
話を断ち切るように帰って来ていなければ、会話は今の私の質問の話になり、メールでは無く、面と向かって言われていたかも知れなかった。
自分に都合のいいようにしか、相手の話を聞かないなんて…。
あ、…は。…まさに自己中だ。
周りというか、課長の事だって、全然見ようとして無かった。
憧れて、ただ好きでいただけなのに、ある日突然夢が叶って…始まった。
優しくされている意味なんて深く考えても見なかった。私は…ずっと夢の中にいたんだ。
今のこれが現実なんだ。
甘く、甘やかされているだけが本当の好きじゃないんだ。
色々ある、それは恋愛していれば当たり前。
これ以上無いくらいぬるま湯に浸かってふわふわしていただけだった。
…課長。
【今から行っては駄目ですか?】
こんな大事な話も思いも、メールでなんて…済ませたく無い。
【俺も会いたい。凄く会いたい。
だけど、もう電車も終わってる】
…あ。もうこんな夜中だったんだ。…はぁ。
歩いて行くのが危ないと止められるなら、タクシーでだって行く。
【俺が行く】
あ、…課長。
うち、解るんだろうか。
【私の部屋、解りますか?】
【そんなの、端から知ってる】
あ、課長。…そうだったんだ。
【502ですからね】
【知ってるよ。待っててくれるか、直ぐ行くから】
【待ってます】
…はぁ、…課長。
あ、私、…シャワーくらいは浴びておこう。
クンクン、はぁ、クンクン。お酒、臭くないかな。
課長はあれから沢山飲んだりしていないのかな。
…課長。早く会いたい。会って話したい。しつこいって思われても、課長の口から今の話を聞きたい。