俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
「そっちは?」

「俺は午後からちょっと仕事行ってくるから」

「会社?」


「ああ、明日の朝一、役員会あるから」

「役員会にでるの?秘書が?資料作り?」

「まあ、俺、取締役だし。一応」

「はあ?秘書室長じゃないの?」
塔子は驚いた声を上げた。

「会社内では公にしてないから。する必要性もないし。社長の仕事を一番わかってるのも俺だし、今下にいる秘書が育ってくれないと、秘書室から離れられない。でも、それ以外に経営の方の仕事もあるから」

もくもくと、パンを食べながら言う大輔を塔子はまじまじと見た。

「なんか、大人になったんだね……」

「なんだよそれ?」
大輔はチラッと塔子に目を向けると言った。

「10年は長いね……」
塔子はしみじみ言った。

「そうか?塔子はやっぱり変わってないよ」
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