キミと秘密の交換恋日記
わたしが顔を上げ前を見ると、みんなのまぶしい笑顔が目の前にあった。

そうだ。みんなお腹をすかせて待ってるんだ。わたしはこの男子だけの輪に紛れて目立たないようにしていれば誰にも気づかれないだろう。

そう思い、わたしはその輪の中に入っていった。



「まだ残ってるかな。随分ゆっくりしてきちゃったけど。」

「お目当てのものはないかもしんねぇけど、なんでもよけりゃあるんじゃね?俺ら男子だしとりま食えればいいや。」

「アイミンは弁当持ってきてるの?購買とかあまり行かなさそうだから。」

「あー、うん。売り切れてたらおなかペコペコだからね。授業受けられないよ~。」

「弁当って女子力とか試されねぇか?オレ、女だとしたらやっていけねぇわ。」

彼らの中で人目を避けられてわたしは安心なのだが、彼らの前から透明人間のように消えることは無理だった。

だけど、彼らの中心にいてわたしが周囲から見えない状態であれば彼らが固まって普通に会話をしているように見えるんだ。

「んでさ、アイミンのあだ名は付いたんだけど、俺等ついてなくね?あっあと、四十川も“アレイ”っていうカッコイイあだ名付けてもらったんだよな。隣の席がうらやまし」

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