キミと秘密の交換恋日記
まさか、アレイってわたしのこと好きなの?

一瞬だけそう思ってしまったが、そんなことはあるわけがないと自分に言い聞かせる。

しかし、わたしの頭の中でグルグルと駆け巡っていたのはわたしが気を失ってしまった朝、そのあとの保健室での出来事、それ以降の出来事だった。

アレイがわたしと仲良くなりたい理由は自分と似ていた部分があった以外にありそう。

わたしをバドミントン部に一緒に入ろうと言ったのはわたしを助ける以外に何かありそう。

だって、あのグループには他にアルバートが帰宅部なんだから。

誘う相手はあの場に他にもいたはずなんだから。

アレイになら、四十川くんにだったら恋愛感情を持ってもいいんだよね?

**

わたしがそんなことを考えていると、古典の工藤先生が教室に入ってきて和馬くんの号令で授業が始まった。

着席すると、アレイがわたしの方に椅子を近づけてくる。

これは、アレイの引いて引いて押す作戦?

わたしが何も言えないままいると、アレイが他の誰にも聞こえないような小さな声でわたしに言ってきた。
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