キミと秘密の交換恋日記
長谷川先輩のその言葉で部員の人たちはパッと静かになるのだから長谷川先輩もバドミントンがうまいのだと思う。

長谷川先輩が練習をしている姿は見たことがあまりないのだけど、わたしが見学に行くときたまたま練習をしてないだけなんだ。

多分、きっと。

「あの、長谷川先輩。」

隣にいてわたしと長谷川先輩の話をじっと聞いていたアレイがチョコレートパフェを見て口を開いた。

「四十川くん、どうかした?」

優しくそんなことを言う長谷川先輩にアレイは首を横に振りながら質問する。

「みなさんチョコレートパフェを頼んでますが、好きなんですか?」

その質問に長谷川先輩は笑いながら答える。

「練習ハードだった?多分、みんな勉強した後だから疲れちゃうのよ。疲れた時には甘いものが効くからいつもチョコレートパフェを頼むようにしてる。」

アレイはそうなんだという感じで納得したようにうなずいて更に質問する。

「長谷川先輩はココアだけで足りるんですか?」

その質問に長谷川先輩はさらに笑って答える。
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