キミと秘密の交換恋日記
昨日、アレイがわたしの顔を見てどうおもったのかが気になってしまう。

しばらく鏡の前でヘアピンをつけては取ることを繰り返しているとバスが来る時間になっていた。

わたしは時計を見て慌てて家を飛び出してバス停まで走った。

結局ヘアピンはアレイがなんかのかたちで使うと思い一応ポケットに入れてきてしまった。

バスに乗ってからやっぱり使わないんじゃないかと考え持ってきてしまったことを後悔する。

そして、転んでしまってもヘアピンが散らばらないようにペンケースを取り出しその中へ入れた。



＊＊



バスを降りて学校の方面へ歩いていると美術部所属のリッキュンとムーンが二人で歩いているのが見える。

二人に『おはよう』と明るく挨拶をしようと思ったがなんとなく辞めた。

歩いている二人を遠くから見つめ、一人でゆっくりと学校に向かっていると後ろからいきなりわたしの背中を叩かれる。

驚いて後ろを見ると朝の笑顔を浮かべているナンタカがいた。

「アイミンおはよう。」
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