キミと秘密の交換恋日記
「やっぱり男同士の友達付き合いは楽だもんな。俺も沢山の女の子に誘われたけど、全部断った。アイミンはどこのグループにも所属してなさそうだったから興味持ったんだよ。」

アレイが女の子たちのことについて語っているとなんとなくみんなの気持ちがわかったような気がした。

「そうなんだね。モテてるウーミンも大変なんだ。昨日は便利に使ってたけど。」

わたしが笑いかけていると、ムーンがグラウンドの方を指さした。

「アイミン。あれが全員、ウミのファンなんだぜ。信じられるか?」

それは、アイドルを珍しがってみている女の子のファンみたいだった。

「ウーミンってアイドルみたいだね。」

そう言うしかない。

だって、クラスで普通に話しているし実感がわかないんだもん。

その様子をジッと見ていると、朝っぱらから練習終わりのウーミンに弁当を渡している女子の姿が見える。

「朝っぱらそんなもの渡してどうするんだよ。腐るってーの。少しくらい考えろよ。」

「ウミが食べ過ぎてメタボになったら離れていくくせに、なに考えてるんだか。」

リッキュンとムーンが口々に遠くからそうぼやいている。
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