イケメン兄の甘い毒にやられてます
「…こちらにいますよ」
「…ありがとうございました」

始めてくる場所に緊張しながら、ドアをノックし、静かに開けた。

「…すみません、神藤圭吾医師はどちらにいますか?」

突然のJKの登場に、医局は騒然となる。数人の医師が、夕陽の間近まで詰めより、根掘り葉掘り。

「…君カワイイね、神藤の何?」
「…もしかして彼女?」
「…あんなのやめて、俺にしない?」

「…え、いや、彼女じゃ」

「…おい、困ってんだろ。どうしたの?神藤に用事?」

話が出来そうな医師が一人助け船。夕陽はホッとしつつ、

「…これ、忘れ物見たいで、渡しておいてもらえますか?」
「…白衣と、身分証。バカだなアイツ。ありがとう。渡しておくね」

好青年なイケメン医師に笑顔を浮かべ会釈した夕陽は、医局を後にした。

…。

入院患者のところから、医局に帰って来た圭吾に医局にいた医師たちから、ブーイング。

何事かと近くにいた医師に声をかけた。

「…仙崎、これ、何事?俺、なんかした?」
「…カワイイJKが、忘れ物届けてくれたぞ」

「…夕陽、いつ?」
「…ついさっき、まだ院内にいるか、出るところじゃないか?」

「…サンキュ」

圭吾は医局を飛び出した。

…。

「…やばっ、遅刻するかも」

携帯の時刻を見て、夕陽は慌て出した。


「…夕陽!待て!」

「…え?」
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