black×cherry ☆番外編追加しました
釣り桟橋を抜け出して駐車場に着いた時、ちょうど馬場さんも戻ってきたところだった。

「おつかれさまでした」と私に言うと、その他はなにも聞かないでいてくれた。

「では、次は大学の・・・サークルの練習ですね」

「はい。よろしくお願いします・・・」


(・・・何やってるんだろう、私・・・)


走り出した車窓から、外を眺めて考える。

先ほどのことを思い返せば、恥ずかしさや後悔で、頭の中がぐちゃぐちゃだった。


(でも、黒崎さんがああいうことを言ってくるから・・・)


心の中で言い訳をする。

けれど、急に走り出した私のことを、黒崎さんは絶対へんだと思っただろう。


(本当は、昨日のことを謝りに行ったはずなのに・・・)


あれではまた、失礼なことを増やしてしまっただけかもしれない。


(はあ・・・)


本当に、私は何をやっているんだろう。

深いため息をつきながら、絆創膏を貼ってもらった人差し指を、切ない想いで眺めていた。











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