black×cherry ☆番外編追加しました
「・・・」
「まったく・・・。母娘ねえ。桃子さんも派手な服が好きだったから」
おばあさまは、遠まわしに母の過去をチクリと非難。
キッチンで家事をこなしているママは、聞こえないふりをしている。
母は音楽大学出身で、羽鳥家ほどではないけれど、裕福な家庭で育った人だ。
ミスキャンパスに選ばれた経歴もある美しさで、写真を見ても、華やかな学生生活を送っていたと思われた。
(パパも、ピアノを弾いていたママに一目ぼれをしたんだよね)
今も十分綺麗だけれど。
学生時代は、きっともっと美しく、華やかだったのだと思う。
「いい?これからは、どこに行くにも馬場さんに車を出してもらいなさい。そして、帰るまで行動を共にしてもらいなさいね」
「えっ・・・」
馬場さんは、羽鳥家専属の運転手として、私が生まれる前からずっと勤めてくれている方。
家族のような存在だし、優しく寡黙な馬場さんのことはとても信頼しているけれど、監視されるのは息が詰まるし、馬場さん自身も、そういうことを重荷に感じる人だと思った。
「それだと馬場さんも大変ですし・・・。私にばかり時間を取らせるのも」
遠まわしに拒否を試みるけれど、おばあさまは厳しい態度で首を振る。
「仕方ないでしょう。馬場さんはそれが仕事なんだし・・・。それか・・・そうね、馬場さんに悪いと思うなら、あまり出歩かなければいいでしょう。
あなたはね、女性とはいえ、羽鳥家唯一の跡取りなのよ?お友達と遊びに行くのもいいけれど、もっと他にするべきことがあるでしょう」
「・・・」
「まったく・・・。母娘ねえ。桃子さんも派手な服が好きだったから」
おばあさまは、遠まわしに母の過去をチクリと非難。
キッチンで家事をこなしているママは、聞こえないふりをしている。
母は音楽大学出身で、羽鳥家ほどではないけれど、裕福な家庭で育った人だ。
ミスキャンパスに選ばれた経歴もある美しさで、写真を見ても、華やかな学生生活を送っていたと思われた。
(パパも、ピアノを弾いていたママに一目ぼれをしたんだよね)
今も十分綺麗だけれど。
学生時代は、きっともっと美しく、華やかだったのだと思う。
「いい?これからは、どこに行くにも馬場さんに車を出してもらいなさい。そして、帰るまで行動を共にしてもらいなさいね」
「えっ・・・」
馬場さんは、羽鳥家専属の運転手として、私が生まれる前からずっと勤めてくれている方。
家族のような存在だし、優しく寡黙な馬場さんのことはとても信頼しているけれど、監視されるのは息が詰まるし、馬場さん自身も、そういうことを重荷に感じる人だと思った。
「それだと馬場さんも大変ですし・・・。私にばかり時間を取らせるのも」
遠まわしに拒否を試みるけれど、おばあさまは厳しい態度で首を振る。
「仕方ないでしょう。馬場さんはそれが仕事なんだし・・・。それか・・・そうね、馬場さんに悪いと思うなら、あまり出歩かなければいいでしょう。
あなたはね、女性とはいえ、羽鳥家唯一の跡取りなのよ?お友達と遊びに行くのもいいけれど、もっと他にするべきことがあるでしょう」
「・・・」