black×cherry ☆番外編追加しました
何とも言えぬ、苦い思いが私の中にこみ上げる。
「・・・かっこいい人だね」
黒崎さんの後ろ姿を追いながら、早川先生が呟いた。
相変わらず爽やかな笑顔でいるけれど、淡々とした、冷やかな声。
「年は離れてそうだけど。いかにも男らしいというか。咲良ちゃん、ああいう人が好きなんだ?」
「!」
言い当てられて、ドキッと胸が跳ね上がる。
そんな私の顔を見て、早川先生は軽く笑った。
「気づかないと思ったの?咲良ちゃん、かなりわかりやすいと思うけど」
「あ・・・あの」
「そっちの花束は?今の人にもらったの?」
次々に質問される。
私は咄嗟に、黒崎さんからもらった名刺を花束の後ろにさっと隠した。
「いえ。これは、友達からもらったんです」
「へえ・・・ほんとに?じゃあ、あの人は何も持たずにここに来たんだ」
意味深な口調だった。
早川先生はそのまま続ける。
「女の子にコンサート呼ばれて、花束のひとつも持たずに来るなんて。咲良ちゃんは、そんな気の利かない男が好きなの?」
「・・・べ、別に・・・そういうのは」
「来てくれるだけでいいとか、そういう感じ?そんなに好きなんだ?あの人のこと」
柔らかい口調で言うけれど、やはり冷たい雰囲気だった。
先生にとって、この状況をよく思うはずはない。
「ホストといい、今の人といい、咲良ちゃん、あんまり趣味がよくないね」
「え・・・」
「不釣り合いだと思うけどな。はっきり言って、咲良ちゃんには似合わない」
「!」
(・・・そんなこと・・・)
「ない」って言いたかったけれど、似たセリフを何度も言われたことがある。
それにいつも片思い。
「・・・かっこいい人だね」
黒崎さんの後ろ姿を追いながら、早川先生が呟いた。
相変わらず爽やかな笑顔でいるけれど、淡々とした、冷やかな声。
「年は離れてそうだけど。いかにも男らしいというか。咲良ちゃん、ああいう人が好きなんだ?」
「!」
言い当てられて、ドキッと胸が跳ね上がる。
そんな私の顔を見て、早川先生は軽く笑った。
「気づかないと思ったの?咲良ちゃん、かなりわかりやすいと思うけど」
「あ・・・あの」
「そっちの花束は?今の人にもらったの?」
次々に質問される。
私は咄嗟に、黒崎さんからもらった名刺を花束の後ろにさっと隠した。
「いえ。これは、友達からもらったんです」
「へえ・・・ほんとに?じゃあ、あの人は何も持たずにここに来たんだ」
意味深な口調だった。
早川先生はそのまま続ける。
「女の子にコンサート呼ばれて、花束のひとつも持たずに来るなんて。咲良ちゃんは、そんな気の利かない男が好きなの?」
「・・・べ、別に・・・そういうのは」
「来てくれるだけでいいとか、そういう感じ?そんなに好きなんだ?あの人のこと」
柔らかい口調で言うけれど、やはり冷たい雰囲気だった。
先生にとって、この状況をよく思うはずはない。
「ホストといい、今の人といい、咲良ちゃん、あんまり趣味がよくないね」
「え・・・」
「不釣り合いだと思うけどな。はっきり言って、咲良ちゃんには似合わない」
「!」
(・・・そんなこと・・・)
「ない」って言いたかったけれど、似たセリフを何度も言われたことがある。
それにいつも片思い。