black×cherry ☆番外編追加しました
「大丈夫だよ、私、みんなと一回大学戻って・・・そこからは、馬場さんに頼んで迎えに来てもらうから」

ママの言葉に焦って言うと、早川先生がにこっと笑って口をはさんだ。

「いいんだよ。僕からお願いしたことなんだ」

「!?」

「そうなのよ。早川先生から声をかけてくださって。ゆっくり送っていただきなさい。私たちがいなければ、咲良だって気楽でしょう?二人でお食事でもしてのんびり帰ってくるといいわ」


(そんな・・・)


食事会を断ったのに。早川先生と二人きりで食事だなんて。

不安が顔に出ているのだろう、早川先生は私に優しく微笑んだ。

「大丈夫だよ。ちゃんと家まで送って行くから」

「・・・でも」

「なにか心配?」

「い、いえ・・・心配というわけではなくて・・・」


(どうしよう・・・ご両親もいらっしゃるのに、嫌だなんて言えないよ・・・)


返事ができず困っていると、先生はふっと笑って甘い顔を近づけた。

「・・・じゃあ決まり」

「!」

「二人だけだし。なにも気負うことないよ」

「で、でも・・・」

戸惑う私とは裏腹に、ママたちは「そうよ」と言って嬉しそうな顔をする。

「せっかくの機会ですものね。二人でたくさんお話するといいと思うわ。じゃあ先生、咲良のこと、よろしくお願いいたします」

「はい。お任せください」


(・・・どうしよう・・・)


これから、早川先生と二人きりになるなんて。

だけどもう断れない。

これからの時間を思うと、不安で不安で仕方なかった。











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