black×cherry ☆番外編追加しました
「あのときは、ごめんなさい・・・。でも、もうああいうところに行ったりしないし、ああいう人を好きになったりしないから」
「当然よ・・・」
呟く母に、これ以上、わがままを言ってはいけない気持ちになった。
けれど婚約なんて、ましてや結婚なんて。一生に関わることだから、黙っているわけにもいかない気がした。
「おばあさまや、ママが心配する気持ちもわかるよ・・・。でも、やっぱり急すぎる。早川先生が素敵なのはわかるけど、ほとんど話したこともないんだよ?」
「大丈夫よ。ママは何度もお話したことがあるけれど、本当に素敵な方なのよ。咲良だって、絶対に好きになるに決まってる。だから、心配しなくて大丈夫よ」
「・・・」
何を言っても、堂々巡りになりそうだった。
過去の後ろめたさもあって、私は一度口を噤んだ。
すると納得したと思ったのだろう、ママは穏やかになった顔で言う。
「心配しないで。本当に大丈夫だって思うから。咲良は必ず、早川先生を好きになる。おばあさまが進めてくれた縁談だもの・・・。必ず、そうしないといけないわ」
ママは、そう、私に語り掛けたけど。
最後の言葉は、自分自身に言い聞かせているようだった。
「当然よ・・・」
呟く母に、これ以上、わがままを言ってはいけない気持ちになった。
けれど婚約なんて、ましてや結婚なんて。一生に関わることだから、黙っているわけにもいかない気がした。
「おばあさまや、ママが心配する気持ちもわかるよ・・・。でも、やっぱり急すぎる。早川先生が素敵なのはわかるけど、ほとんど話したこともないんだよ?」
「大丈夫よ。ママは何度もお話したことがあるけれど、本当に素敵な方なのよ。咲良だって、絶対に好きになるに決まってる。だから、心配しなくて大丈夫よ」
「・・・」
何を言っても、堂々巡りになりそうだった。
過去の後ろめたさもあって、私は一度口を噤んだ。
すると納得したと思ったのだろう、ママは穏やかになった顔で言う。
「心配しないで。本当に大丈夫だって思うから。咲良は必ず、早川先生を好きになる。おばあさまが進めてくれた縁談だもの・・・。必ず、そうしないといけないわ」
ママは、そう、私に語り掛けたけど。
最後の言葉は、自分自身に言い聞かせているようだった。