black×cherry ☆番外編追加しました
容赦のないアドバイス。

警察学校では、剣道か柔道も必須だと説明されて、「絶対に無理だ」と言われたけれど。

「いや、なれることはなれそうだな・・・。おまえがなりたいって言ったら、多分、何が何でも本部長が合格させる」

「相当浮きまくるだろうけど」とつけ加え、想像したのか、ものすごく難しそうな顔をした。

私も一緒に想像すると、それは厄介そうだった。

「や、やめた方が良さそうですね・・・」

「まあ、今から死ぬ気で身体鍛えて、実力で受かれば問題ないと思うけど」

「死ぬ気で・・・」

「かっこいい!」って軽い気持ちでなれるほど、警察官は甘いものではなさそうだった。

自分の浅はかさに恥ずかしくなってくる。

「・・・まあ、警察官は勧めないけど。オレが言ったからって、やりたいこととかあきらめる必要ねえぞ。おまえは意外と根性あるし」

「はい・・・」


(二年後か・・・ )
 

どんな私になっているかな。

今よりもっと大人になって、黒崎さんに似合う女性になっていたい。

「いずれにせよ、結婚は、おまえが卒業したらすぐするぞ」

「!」

突然の宣言に、私は最後に残ったいちごのムースでむせこんだ。

今日はやっぱり、黒崎さんはなんかへん。

「独身のまま就職したら、確実におまえはチャラチャラした上司の男にたぶらかされる」

「た、たぶらかされ・・・」

「確実だ。結婚してても心配だけど」
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