ただ愛が欲しかった
「なんで…それを…」


私が驚いておると電話口でお爺様の笑い声が聞こえた


『わしの情報網を甘く見なさんな。それとの、暴走族のことじゃが好きにしなさい』


こりゃまたびっくりだ


「よろしいの?もしバレたら…」


『ふぉっふぉっふぉっ、バレたらバレた時ではないか。それにの、わしらはお前さんに今まで窮屈なことばかり強いてきた。

わしらが守らんとあかんのにお前さんがわしらを守っとる…どうせあの女に次は家族だとでも言われたんじゃろ?』



ホント鋭い


そう、私はあの時あの女に


次はあんたの周りの人間全てが対象よ、それと家族は決定だからって言われた…


「そ、だけど、でも…」



『お前さんはお前さんのやりたいことやりなさい。あの女から解放できずにほんまに悪いと思っとるでな…

警視総監として国民を守ると言うとるが家族1人守れんのに信用ない警視総監じゃのう…


すまんのう、愛奏。わしらのせいでやりたくもないことするしかないお前を止めることすらできぬ非力なわしを許せよ…』
< 47 / 82 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop