婚約指環は手錠の代わり!?
返事を打ち込むと、なぜか少し淋しくなった。

一晩くらいで、こんな。

苦笑いしてるとぶぶぶっと再び携帯が震える。

“なら、飲みにいかね?
ここのとこ、朱璃とまともに話せてないじゃん。
いろいろ話したいこともあるし”
 
飲みに、か。
ここのところいつも海瀬課長が一緒で、たまには羽目を外したいかも。
お酒は止められているが、少しくらい飲んで……忘れたい。

“わかった。
行く。
たまには私も、涼太と話したい”

“了解”
 
待ち合わせ時間を決めて携帯をポケットに戻す。
なんとなく、いけないことをしている気になったが気のせいだ。

 
仕事が終わった涼太が三課に顔を出し、席を立つ。

「芹口さん、いいの?」

高見さんに少し心配そうに声をかけられた。
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