婚約指環は手錠の代わり!?
目が覚めたのは知らない部屋。
黒を基調としたシンプルな部屋で、キングサイズとおぼしきベッドには清潔なシーツ。

「どこ、ここ……?
まさかホテル……とかじゃなさそうだし」

ずきずきと痛むあたまで部屋を出ると、リビングとおぼしき部屋のソファーに……海瀬課長。

「気がついたのか?」

「あ、えっと。
……はい」

目が合うと海瀬課長は吸っていた煙草を灰皿でもみ消した。

「君はもう、酒を飲まない方がいい」

「……はい」

冷蔵庫から出してきたペットボトルを渡されたので受け取った。
ふたを開けて、中の水をごくごくと勢いよく飲んでいく。

……ここって海瀬課長の家なんだ。

「お世話になりました。
お詫びは改めて。
それでは」
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