過保護な副社長はナイショの恋人
二十時になり、雅也先輩との約束場所であるソフィスティホテルの前に着いた。
ここは中心部にある高級ホテルで、著名人の結婚式が開かれることで有名だ。世界数十カ国に、展開されているホテルだった。
「咲実ちゃん! ごめん」
待つこと数分、アタッシュケースを持った雅也先輩が、小走りで駆けてきた。
「先輩、そんなに急がなくて大丈夫ですよ」
「いや、待たせたろ? 俺から誘っておきながら……」
相変わらず、律儀な優しさを見せてくれる。普段はこんなに早く仕事は終わっていないはずなのに、今日は時間が取れるからという理由で誘われた。
それも、どうしても誘いたい場所があるからとかで……。
「先輩、今夜はどこへ連れていってくれるんですか?」
明るく聞いてみると、先輩は少し得意げな顔で指をさした。
「え?」
一瞬、自分にさされたみたいで分からなかったけど、すぐに先輩が答えてくれた。
「ホテルだよ。ここの会員制バー。紹介がないと入れないんだけど、その紹介を貰ったんだ」
「会員制のバーですか⁉︎」
テレビで聞いたことがある。顧客は、有名人やステータスの高い人ばかりよね。
「ああ。俺の顧客のひとりが、ここを紹介してくれたんだ。咲実ちゃんを連れて行きたいなと思ってさ」
ここは中心部にある高級ホテルで、著名人の結婚式が開かれることで有名だ。世界数十カ国に、展開されているホテルだった。
「咲実ちゃん! ごめん」
待つこと数分、アタッシュケースを持った雅也先輩が、小走りで駆けてきた。
「先輩、そんなに急がなくて大丈夫ですよ」
「いや、待たせたろ? 俺から誘っておきながら……」
相変わらず、律儀な優しさを見せてくれる。普段はこんなに早く仕事は終わっていないはずなのに、今日は時間が取れるからという理由で誘われた。
それも、どうしても誘いたい場所があるからとかで……。
「先輩、今夜はどこへ連れていってくれるんですか?」
明るく聞いてみると、先輩は少し得意げな顔で指をさした。
「え?」
一瞬、自分にさされたみたいで分からなかったけど、すぐに先輩が答えてくれた。
「ホテルだよ。ここの会員制バー。紹介がないと入れないんだけど、その紹介を貰ったんだ」
「会員制のバーですか⁉︎」
テレビで聞いたことがある。顧客は、有名人やステータスの高い人ばかりよね。
「ああ。俺の顧客のひとりが、ここを紹介してくれたんだ。咲実ちゃんを連れて行きたいなと思ってさ」