過保護な副社長はナイショの恋人
安部さんとは、安部雅也(まさや)先輩。私とは同じ大学で、二歳年上。学生時代には、同じ弓道のサークルで可愛がってもらっていた。
たまたま就職先が同じになったけれど、友人たちの間では、私が追いかけて同じ会社になったと思われている。
それくらい、雅也先輩とは仲が良かったからなんだけど、あの頃から恋愛感情はない。
むしろ、兄のように慕っていた。
雅也先輩は、目鼻立ちのハッキリとした派手めな顔で、性格は社交的。さらに、仕事では有能で知られていて、彼が担当する顧客はかなり大口だ。
そんなこともあり、本社では副社長、本店では雅也先輩という風に、女子社員が狙う男性になっている。
「雅也先輩は、学生時代からの知り合いだから。私にとっては、まるでお兄ちゃんのような人なの」
そう言うと、あやめは「ふうん」とだけ応えた。商社マンの彼を持つあやめには、雅也先輩もたいして興味がないらしい。
そういえば今夜は、雅也先輩が期待しておけと言っていたっけ。どこか、素敵な場所に連れて行ってくれるとか……。
学生の頃から、後輩の面倒見の良さは変わらない。約束までを楽しみにしつつ、仕事を再開させた。
たまたま就職先が同じになったけれど、友人たちの間では、私が追いかけて同じ会社になったと思われている。
それくらい、雅也先輩とは仲が良かったからなんだけど、あの頃から恋愛感情はない。
むしろ、兄のように慕っていた。
雅也先輩は、目鼻立ちのハッキリとした派手めな顔で、性格は社交的。さらに、仕事では有能で知られていて、彼が担当する顧客はかなり大口だ。
そんなこともあり、本社では副社長、本店では雅也先輩という風に、女子社員が狙う男性になっている。
「雅也先輩は、学生時代からの知り合いだから。私にとっては、まるでお兄ちゃんのような人なの」
そう言うと、あやめは「ふうん」とだけ応えた。商社マンの彼を持つあやめには、雅也先輩もたいして興味がないらしい。
そういえば今夜は、雅也先輩が期待しておけと言っていたっけ。どこか、素敵な場所に連れて行ってくれるとか……。
学生の頃から、後輩の面倒見の良さは変わらない。約束までを楽しみにしつつ、仕事を再開させた。