不機嫌なカレと秘密なつながり
「ちょっと! 何してんのよ」

「姫歌は俺のお姫様なんだ。誰にも渡したくない」

あのさ…会話がかみ合ってないんだけど!

「彰汰、離れて」

彰汰が、あたしの首筋をすぅと撫でる

あたしはくすぐったくて、全身に鳥肌がたった

「姫歌のこの傷、俺がつけた。だから他の男になんて、姫歌を触らせたくない」

「触れる男なんていないわよ。気持ち悪がって、みんな逃げてるのを知らないの?」

「知ってる。姫歌は俺だけのモノにしたい」

彰汰の熱い呼吸が、あたしの耳たぶを刺激する

息がかかる耳があつい

「ねえ、姫歌。抱いていい?」

「は? ここで?」

「うん」

「駄目…絶対、ダメ…ていうか、無理! 話がズレてる」

あたしは、彰汰の胸を掌でばしばしと叩いた

「ズレてない。『俺の話を聞いてくれるなら、俺の知りたいことをすべて』って言った。俺、姫歌のすべてが知りたい」

「もう知ってるでしょ。ずっと一緒に過ごしてきたんだから」

「知らない場所がある」

彰汰の指が再び、あたしの太ももを這った
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