不機嫌なカレと秘密なつながり
「なら…こちらへ」

がしっと腕を掴まれると、あたしは黒塗りのリムジンに乗せられた

「え? ちょ…な…」

バタンと扉が閉まると、あたしはドアに張り付いた

何? どうして?

「あ…あかないっ」

ドアを開けて外に出ようとしても、後部座席のドアが開けない

「申し訳ないけど…チャイルドロックがかかっているようだ」

あたしの前に座っている女性がにこっと笑った

「お…奥様っ?」

運転席のドアを開けた黒いスーツの男が、驚きの声をあげた

「おばさま!」

あたしは前にいる女性の顔を見ると、笑みが広がった

「久しぶり! 姫歌ちゃん」

スタイルの良い女性が、にこっと笑うと、あたしの隣に移動してきた

「鈴木、出せ」

おばさまが、運転手に口を開いた
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