不機嫌なカレと秘密なつながり
「彰汰、大好き!」

「俺も。姫歌が大好きだ」

彰汰が微笑むと、あたしたちはキスをした

互いの身体が溶けてしまうくらい、長い時間キスをした

学校にいるときとは違う

ゆっくりと互いの身体を愛し合った

部活に行ってもらうための行為じゃなくて、きちんと互いの気持ちを確かめあう触れ合い

あたしの好きが彰汰に伝わり、彰汰の好きがあたしに伝わってきた

「学校に行ったら、また言われるのかな? 『海堂君が可哀想』って」

ベッドの中で、あたしは呟いた

彰汰がぎゅっとあたしに抱きつく

「どこが可哀想なんだかな…俺にはさっぱりわからねえよ。幸せすぎる俺の毎日に気づかないなんて、どいつもこいつも鈍感だよな」

彰汰が首を傾げた





『土曜日の試合…すっぽかしたらしいよ』
『お姫サマとホテルに行ってたとか?』
『あの胸の傷で、ホテルだって…エッチする海堂君が可哀想』

教室内から囁き声が聞こえてくる

やっぱり言われた
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