不機嫌なカレと秘密なつながり
「…てか、なんで小山内なわけ?」

「俺が見た初めての女だ」

「お前は雛鳥か!」

そうだ…俺に色のついた世界を見せてくれた初めての女だった

「打倒サッカー部だな」

「は?」

一条が不思議そうな声をあげた

「夏休み前にある球技大会だ。俺の競技はサッカーにする。あいつらよりウマいプレーをする」

「…って、サッカー部員はサッカーには出られないぞ。俺らがバスケができないように…」

「知ってる。だから球技大会で、思わずサッカー部員として欲しくなるようなプレーを披露してやるんだよ」

俺はにやっと一条に笑うと、肩に手を置いた

「部活後、練習に付き合え」






「ちょっと! 部活中に何してるの?」

マネが仁王立ちをして、俺と一条を睨みつけてきた

「サッカー部から拝借してきたボールで、ちと…練習…みたいな?」

一条が、すすっと俺の背中に隠れた
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