不機嫌なカレと秘密なつながり
「練習は部活後って言ってたくせにっ!」

一条が俺の後ろで、ぼやいた

「海堂君、ここはバスケ部よ」

「知ってる」

「なんでサッカーなのよ」

「球技大会がある」

「だから?」

「サッカー部員の活躍を消させる」

「はあ?」

マネの眉がつりあがった

「よく言い切った! 海堂っ」

バスケ部長が、嬉しそうな顔をしてマネの後ろに立っていた

「あいつらは、サッカーという獲物で女を抱くんだ。お前の姫サマも、食われちまうぞ。打倒サッカー部、良い心がけだ。球技大会のMVPはお前が勝ち取れ」

「ちょっと、部長まで」

マネが怒鳴った

「いいだろ。こいつ、気が乗らなければ、力を発揮しないんだから。好きにさせてやれ」

部長が「がはは」と笑いながら、バスケのコートに戻って行った

< 68 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop