不機嫌なカレと秘密なつながり
「あ…ごめ」

姫歌がぱっと俺の腕から手を離した

「離すなって。いいよ、掴んでてよ」

姫歌が俺に抱きつこうと手を伸ばしたところで、シャっとカーテンレールが動く音がした

「楽しそうね」

麻耶が、笑顔で腕を組んで立っていた

姫歌が驚いた顔をすると、上に乗っかっている俺を突き飛ばした

俺は姫歌の胸の傷が見えないようにベットの布団をかけてから、ズボンを上に引き上げた

「本来、具合の悪い子が横になる場所なのよ」

「知ってます。具合が悪かったんで、寝てただけですから」

「意味が違うんじゃない?」

「もう少しで、元気になれそうだったんですけどね」

「下半身はずいぶんと元気そうだったじゃない」

麻耶の視線が俺から、姫歌に移った

「真面目な顔をしながら、随分とエッチなのねえ。廊下まで聞こえてたわよ」

麻耶がにやりと意味ありげに笑うと、俺たちに背を向けて出て行った

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