不機嫌なカレと秘密なつながり
俺は肺にある空気を吐き出すと、髪の毛の掻き毟った
「言えるわけないだろ。木から落ちるように、あの女が仕組んだ…なんて。あの日、木から落ちて、大けがを負うのは俺のはずだったんだ」
俺は枕を殴ると「くそっ」と呟いた
姫歌の身体に残る傷を作る原因をつくったのはあの女だ
俺がよく登る木を知っていて、足をひっかければ折れるように仕組んでいた
姫歌と遊んでいた俺が怪我をした…となれば、姫歌と俺の間に亀裂が入るとでも思っていたんだ
だが、実際に怪我をしたのは姫歌であって俺じゃなかった
許せるわけがない
あの女のしたことを、俺が許せるとでも思うのか?
「嵐のよっかーん」
保健室の電気をつけて、一条が俺のほうを見てにっこりと笑った
「聞こえてたのか?」
「まあ、たまたま保健室に湿布を取りに来たらね~」
「湿布なら部活の救急箱にあるだろ?」
一条が丸椅子をずるずると引きずりながら、俺の座っているベッドの横まで来た
「言えるわけないだろ。木から落ちるように、あの女が仕組んだ…なんて。あの日、木から落ちて、大けがを負うのは俺のはずだったんだ」
俺は枕を殴ると「くそっ」と呟いた
姫歌の身体に残る傷を作る原因をつくったのはあの女だ
俺がよく登る木を知っていて、足をひっかければ折れるように仕組んでいた
姫歌と遊んでいた俺が怪我をした…となれば、姫歌と俺の間に亀裂が入るとでも思っていたんだ
だが、実際に怪我をしたのは姫歌であって俺じゃなかった
許せるわけがない
あの女のしたことを、俺が許せるとでも思うのか?
「嵐のよっかーん」
保健室の電気をつけて、一条が俺のほうを見てにっこりと笑った
「聞こえてたのか?」
「まあ、たまたま保健室に湿布を取りに来たらね~」
「湿布なら部活の救急箱にあるだろ?」
一条が丸椅子をずるずると引きずりながら、俺の座っているベッドの横まで来た