お前は俺が守る
歩くのをやめて、遼の前にかがんで傷の部分にそっと触れる。
赤く腫れ上がっていて痛々しい。

「なっ!、にしてんだよ...」

パッと足を引っ込められた。

「もしかして、あの時に?」

階段で私をかばってもらった時だ。

「...」

立ち上がって遼の手を取った。

「ごめんなさい。歩くのもやっとでしょ?肩貸してあげるから」

彼の腕を私の肩にまわす。
彼は驚いた顔をして、ふっと顔を緩めるてありがとな、っとそう一言つぶやいた。
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