私たち政略結婚しました!~クールな社長と甘い生活~
「君こそ、どうしたらそんな滅茶苦茶な話をこしらえるんだ?
何度言ったら分かる?
違うと言ってるだろう?信じないのは君の方だ」
「だって、これだけおかしなことがあるのよ。納得できるわけがないわ」
「いいかい、俺は、君に責められるようなことは決してしていない。
どうしてそれを信じようとしない?
真実を話しているのに、信じようとしないなら、いくら俺が説明しても無駄だろう?
それなら、好きにすればいい。
あの女の言う通りにしたければそうしろ」
冷たい目で私を見つめると、彼は、私を睨みつけ、怒りを露わにして出て行った。
とうとう怒らせてしまった。
彼と絆を取り戻すのは難しいのかもしれない。