うちの執事は魔王さま
「左様ですか。なら、聞いてみましょう」
峰岸は近くの空き教室に駆け込むとドアを閉めた。
両脇に抱えていたちえみとルナを下ろして何かをし始めた。
「な、何する気...?」
「私がいないと何も出来ない我が主の為に少し」
深みのある笑みを零した。
何かいい策があるのだと悟ったルナは執事のいつもの愚弄を無視して黙って様子を伺う。
数分後、ルナは後悔した。
「.........あんたを信用したのが間違いだったわ......」
そう、ルナの目の前の人間、峰岸龍悟は丁髷姿に着物。
それに腰には刀が差してあった。
「何をおっしゃいますか。これぞ、『侍』!人体模型(あれ)相手には充分な格好ですよ」
「...せめて、その髪型やめない?怖い。夢に出てきそう」
「姫の夢に出られるなんて幸せですね。これからこの髪型にしましょうか」
「嫌がらせなの!?ねぇ!?私、嫌だって言ってるんだけど!?」
「全く、冗談じゃないですか。冗談も通じないなんてお友達が出来ませんよ。あ、一応おられるんでしたね!」
ムカつくぅううう!!!このイケメン執事野郎、超ムカつくぅうううう!!!
黙ってりゃあ、めっちゃくちゃイケメンなくせに!!!
着物も似合いすぎて眩しく見えるけど中身が真っ黒すぎて霞んでるよ!!
峰岸は近くの空き教室に駆け込むとドアを閉めた。
両脇に抱えていたちえみとルナを下ろして何かをし始めた。
「な、何する気...?」
「私がいないと何も出来ない我が主の為に少し」
深みのある笑みを零した。
何かいい策があるのだと悟ったルナは執事のいつもの愚弄を無視して黙って様子を伺う。
数分後、ルナは後悔した。
「.........あんたを信用したのが間違いだったわ......」
そう、ルナの目の前の人間、峰岸龍悟は丁髷姿に着物。
それに腰には刀が差してあった。
「何をおっしゃいますか。これぞ、『侍』!人体模型(あれ)相手には充分な格好ですよ」
「...せめて、その髪型やめない?怖い。夢に出てきそう」
「姫の夢に出られるなんて幸せですね。これからこの髪型にしましょうか」
「嫌がらせなの!?ねぇ!?私、嫌だって言ってるんだけど!?」
「全く、冗談じゃないですか。冗談も通じないなんてお友達が出来ませんよ。あ、一応おられるんでしたね!」
ムカつくぅううう!!!このイケメン執事野郎、超ムカつくぅうううう!!!
黙ってりゃあ、めっちゃくちゃイケメンなくせに!!!
着物も似合いすぎて眩しく見えるけど中身が真っ黒すぎて霞んでるよ!!