『誰にも言うなよ?』
「それじゃあ……」
「うん。大人の、それも社会的地位の高い人が有料会員なんだろうね。だから経営は成り立つ」
「大人の男が女の子の代わりにお金払ってるっていうの?」
「そう考えると経営は可能だねぇ」
変なお店だな……。
「お小遣い、くれるんだってさ」
「はぁ!?」
「欲しいものねだって買ってもらえるらしいよ」
「そんなの……違法じゃないの?」
「建前上は、男女がたまたま相席でお茶してるだけだからね。お店側はあくまでノータッチと主張するんでしょ」
「…………」
「メニューも普通のカフェにありそうなものが置いてあって、女の子が無料ってことは口頭でのみ説明される暗黙のルールみたいだよ。法律の目をかいくぐって経営してるから、なんとでも言い逃れできるんじゃないの」
「いやいや。完全にアウトでしょ」
「お金欲しさで通う子と若い子が好きな男しかいないからこそ成り立つんだろうね。バレたら通う人が損するわけでしょ? それに利用者は、何度もいうけど社会的地位が強い。少しくらいのトラブル自分で解決できちゃうってわけ」
「……なんかヤバそうな気しかしないよ」