『誰にも言うなよ?』
「なんでそこに青山がいんの」
「へ?」
「クラス違うだろ」
先生が、笑いを堪えきれずにふいた。
クラスが違うのに手伝わされている雅人を思い浮かべてツボに入ったようだ……。
と、そこにプレートが運ばれてきた。
遊園地だけあってメニューがかわいらしい。
「写真撮っていい!?」
「お前はしゃぎすぎだな?」
「……っ!」
「いーよ。俺が撮ってやろう」
「へ?」
そういうと、スマホをわたしから奪いこっちにカメラを向けてくる。
「わたしも入ってない?」
「セットで写してやるよ」
カシャ、と撮影された瞬間
そこに先生も写ったツーショットならどれだけいいかな、なんて考えてしまったのは内緒だ。