ヤンキー彼氏上等!-アタシのワケあり恋愛-
話し掛けるにも、話し掛けられずに、そのままバスケの終わる時間が来てしまった。
「ナオっ!お疲れ様〜♪」
「おうサンキュ〜。」
バスケを終えたナオにタオルを渡しながら笑顔を向ける。
「ナオ、かっこよかったよ!」
「当たり前だろ〜?」
「ば、ばか…!!」
そんなナオに照れながらも、胸の不安はざわついたままだった。
そして…一秒、一秒とアタシがどん底に突き落とされる時間まで…
確実に近づいていたなんて…
知らなかったよ。