溺愛CEOといきなり新婚生活!?
「ただいま」
しばらく帰ってこないと思っていたのに、永井さんが戻ってきた。
勝手に部屋に入っていることも、見てはいけない写真を手にしていることも知られないよう、私は慌ててアルバムを戻し、隙間に写真を挿し戻す。
リビングの方へ向かった様子の彼のスリッパの音に安心しながら、何事もなかったように装ってそっと部屋を出た。
「っ!!」
「何してるの、俺の部屋で」
途中で引き返してきたらしい彼に見つかってしまった。
「…………」
呆れたため息をついて、永井さんが近づいてくる。
また怒らせちゃったな……仲直りしたかったのに。
「ごめんなさい……っ!?」
永井さんは私の手を強引に引っ張って、出てきたばかりの彼の部屋に連れ込む。
もつれる脚で彼の勢いに飲まれ、本棚に押し付けられるように両腕で囲まれてしまった。