溺愛CEOといきなり新婚生活!?

 それにしても、永井さんはたった二ヶ月一緒にいただけなのに、よく見ている。CEOになるにはそういう観察力も必要なのだろう。


「次は、俺に一生懸命になってくれたらいいなぁって、そう思うから今日はこういうデートをすることにしたんだよ。だから、花澄のことも教えて?」
「私は……どちらかというと羨んでしまう側で、普通の幸せがあればいいなって思って」
「普通って、どんなこと?」
「好きな人がいて、毎日他愛ないことで笑ったりして、時々喧嘩をすることがあるかもしれないけど、お互いに想いあってて」

 言葉にすれば普通が似合う幸せは、きっと他の人も手にしているかもしれないけれど、全く同じものはこの世に二つとない。
 小さくてありきたりでもいいから、とびきりの幸せが欲しいんだ。


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