溺愛CEOといきなり新婚生活!?

「シャワー浴びておいで。酒が回ると面倒になるだろうし」
「はい……では、お先に」

 量は少ないけれど、七瀬さんの店から飲み続けている私に気を使ってくれたのだろう。


 豪華な部屋の浴室は、私が知っているホテルのものとは違う。猫脚のバスタブに窓から見える景色が開放的だ。

 私がお風呂を出たら、次に永井さんが入って、出てきたら少し話して……。
 またキスをしながら寝付くのかな。
 今夜は途中で眠ってしまわないようにと思っても、ずっと起きていられる自信はない。


 バスローブを着て浴室から出ると、彼はソファの背に深く寄りかかって目を閉じていた。
 本当は疲れてるんだと思う。休みはあるけど、CEOは心が休まらなそうだ。いつでも社のことを気にかけ、周りに配慮をして……。
 そんな毎日に私がいて、面倒事を増やしていないだろうか。


< 196 / 378 >

この作品をシェア

pagetop