溺愛CEOといきなり新婚生活!?
素直に惹かれ始めていると告げて、付き合うことになったとしても、私がすごくヤキモチを妬くタイプと知って鬱陶しく感じるかもしれない。
独占欲も強いから、重たい女だって知ったら、彼も嫌になるかもしれない。そして、また失恋をしてしまって……。
失恋の傷は新しく恋をすれば癒えると思う。でも、恋愛をうまく続けることの苦手意識は消えてくれなそうだ。
「永井さん」
彼の隣に座ってそっと声をかけるけど、反応はない。お酒が進んでいたから酔って眠ってしまったのかな。
「お風呂、空きましたよ」
左肩に触れると、彼は電源が入ったように眉間に皺を寄せてからおぼろげに目を開け、私を流し見た。
「じゃあ、入るとするか」
欠伸をしてから立ち上がり、バスルームに消えて行った彼を見届けた。