溺愛CEOといきなり新婚生活!?
永井さんで頭の中が埋め尽くされていく。
触れる唇の柔らかさと互いの熱が混ざり合って、何分もキスをしているかのように頭がぼんやりとしたところで解放された。
「……ごめん、もっと欲しくなりそうだった」
途中でやめてもらえてホッとしつつ、切なげに眉尻を下げて微笑む永井さんの表情が、一層私を戸惑わせる。
胸の奥がきゅんと疼くのに、彼の気持ちが本当に私だけに向けられているのか分からないからだ。
どんなに好きと言われて求められても……彼の心には七瀬さんがいるかもしれなくて。本心を確かめられたらいいのに、七瀬さんに釣り合わないと言われたばかりだ。
それからまたいろいろな話をして過ごした。
永井さんからは仕事の話も聞けてとても興味深かったし、話している間は友達のようにも感じられて、話し上手な彼にたくさん笑わされた。