溺愛CEOといきなり新婚生活!?
「あぁ、気持ちいい」
「強さはどうですか?」
「いい感じ」
そのあとも、あぁと吐息を漏らしては、彼はマッサージを受けている。
開いたYシャツの胸元が時々視界に入って、綺麗な鎖骨に目が奪われた。
「もっと強くしますか?」
不意に、頭を後ろに倒した彼と目が合って、私はにこっと口角を上げて問いかける。
「肩揉みもいいけど、キスしてくれたら、疲れなんて一瞬で吹き飛ぶんだけどなぁ」
「……な、何言ってるんですか、もう!」
揉んでいた肩を軽く叩いて冗談と流したのに、腕を伸ばした彼は私の頬に手を添えて、真剣なまなざしで見つめてくる。
まっすぐな瞳に吸い寄せられるように導かれ、初めて自分から一度だけキスをした。