溺愛CEOといきなり新婚生活!?

「今日、ちゃんと打ち合わせの話、聞いてた?」
「……もちろんですっ」

 キスをした直後、避けていた話題を持ち出されて、肩に置いていた手を離した。
 思い出すだけでドキドキしてしまう。働いている彼は予想以上に素敵だったから……。


「俺とあんなに目が合ってたのに?」
「そ、それは……永井さんが話をしていたから」
「俺は、花澄ばかり見てたけど。気づいてくれた?」

 いたずらっこのように笑う彼が私の手を取り、甲にキスをひとつ落とした。


「働いてる花澄は、凛としていて誰よりも素敵な人だと思ったよ」

 彼の言葉はどれも私の恋を加速させる。


 いつでも優しくて甘やかしてくれる彼に、認めてもらえるような女性になりたい。

 彼の今までの彼女の誰よりも愛されたい。

 こんなに永井さんのことばかり考えてたんじゃ、好きだって気付かれてしまいそうだ。


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