溺愛CEOといきなり新婚生活!?
キスの熱でとろけてしまった私の唇を、美味しそうに彼は何度も食む。
既にはだけていたYシャツを一気に脱いだ彼の身体を見た私は、恥ずかしくて背を向けるとそのまま抱きしめられた。
「俺のこと、好き?」
横から顔をのぞかせた彼が、私を覗き込む。
「……大好きです」
言いたくてうずうずしていた想いを、ようやく口にしたら彼が嬉しそうに笑ってくれて。
本当に想いあっていると、こんなに素敵な笑顔を見せてもらえるものなんだと初めて知った。
「ごめん、今日は止められそうにない」
腕の中で小さく頷くと彼が一層力強く抱きしめてきて、シーツと肌が擦れる音で、これからの二人の姿を予感した。
再び私を組み敷いた彼は、とても優しく妖艶に見下ろしている。
「ずっと俺だけを見てて」
薬指に改めてキスをしてくれた彼に微笑んで答えると、首筋や鎖骨に唇が触れた。