溺愛CEOといきなり新婚生活!?

 帰宅してひと息ついてから、一緒にスーパーまで買い物にやってきた。
 カートを押してくれる永井さんが本当に私の彼氏だなんて……。

「なに?」

 つい笑みをこぼすと、彼が私の顔を覗き込んできた。


「永井さんとスーパーにいるのが、なんだか嬉しくて」
「え? なんで?」

 私の答えが予想外だったのか、不思議そうに彼は微笑む。


「永井さん、スーパーにいそうな感じしないし……。でも意外と庶民的なところもあるんだなぁって思ったら、本当に彼女になった現実味があって」
「前にも来たじゃん」
「そうですけど、前はもうちょっと他人行儀だった感じもしたし、好きなものも知らなかったから」
「そっか」

 彼も嬉しそうにしてくれて、私はにこっと微笑み返した。


「今日から、カートは一緒に押すって決まりにしようか」

 おもむろに導かれた左手でハンドルを握らされ、彼の右手が私の手に重ねられた。


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