溺愛CEOといきなり新婚生活!?
土曜の夜は、いつもより就寝が遅くなる。
彼のベッドで腕に包まれながら、いつまでも話していたくなるほど楽しくて幸せで……。
「明日もデートしようと思ってるんだけど」
「いいですよ」
「いつも出かける時から一緒だから、たまには待ち合わせでもしない?」
「うん」
待ち合わせのドキドキ感は好きだ。やってくるのを待つ間の緊張と幸せの混じりが何とも言えないから。
「花澄は九条の車でおいで。ちょっとわかりにくい場所で待ち合わせるし」
「永井さんの行きつけですか?」
「うーん、そういうことではないんだけどね。とりあえず、九条には言ってあるから」
わかりました、と返事をすれば、彼はおでこに優しいキスをしてくれて。
嬉しくて顔を上げれば、どちらからともなく唇を重ね、次第に抱きしめられていた腕が緩んでいく。
「俺が欲しい?」
自然と私を組み敷いた彼に見下ろされ、心の奥まで明かされているような気分だ。
でも、何も隠すことはない。
私が彼に隠していたのは、恋に落ちた想いだけだったから――。