溺愛CEOといきなり新婚生活!?
「あ、おかえりなさい。何か足りないものはありませんか?」
先に気づいた花澄さんが声をかけてくださった。
「大丈夫です。お気遣いありがとうございます。それに、社長のパジャマをお借りしてしまってすみません」
「構わないよ。それは新品じゃなくて悪いが、置いておいた下着は新品だから安心してくれ」
「あははは! 承知しました」
社長も優しい方だし、社員をよく見ている。
訳あって入社し、海外事業部に配属された私の適職を見抜き、早々に秘書として迎え入れてくださったのはありがたい限り。
日本語はもちろん、英語やフランス語、スペイン語を話せるというだけで配属されたのではないかと思っている節もあったほどだ。