溺愛CEOといきなり新婚生活!?

「好きだよ、花澄」
「……私も好きです」

 彼女が弱い左耳にキスをして、「好きだよ」ともう一度囁く。
 そして、手のひらで丸いやわらかさを服の上から包み、歪ませた。


「だったら、本物の俺を愛してくれないと」
「海都さん……ここじゃ、ダメって」
「うん、ダメだよ。でも花澄がそういう顔するから」

 本革のソファに押し倒し、タイトスカートに沿って身体をなぞる。
 悶えた顔をして、恥ずかしそうにする彼女を見下ろしていると、否応なしに理性がどうにかなってしまいそうだ。


「俺のワガママ聞いてくれる?」
「はい」

 すぐに返事をしてくれて、思わず彼女を抱きしめた。


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