溺愛CEOといきなり新婚生活!?

 シャツの裾をスカートから引き出して、許可なく素肌に触れていく。
 ボタンを下から順に外して、見えた箇所にキスを落としたら、小さく跳ねるように反応を見せる彼女がかわいくて、もっと苛めたくなった。


「俺を悪いオトナにしたのは花澄でしょ?」
「私のせい?」
「そう……全部ね」

 分かってないんだね、本当に。


 俺が誰にでもこんな愛情を注ぐと思ってる?

 花澄だけだよ。

 花澄だから、止められなくなる。

 愛しても愛しても、まだまだ足りなくて困ったよ。

 きっと果てなんてないんだろうけど。



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