溺愛CEOといきなり新婚生活!?

「私じゃなくて……海都さんのせいですよ」
「どうして?」

 ボタンをすべて外したら、眩しいほど白い肌に指先を伝わせる。
 くすぐったさで身を捩るけど、俺には逆効果だってことわかってるのかな。


「海都さんはいつも私をドキドキさせて楽しそうだから」

 抱きしめるだけで頬を赤らめてくれるのを知ったら、苛めたくなる。
 困らせて、それでも欲しがってくるのが見たいんだ。

 

「でも……悪いオトナの海都さんも、好きです」
「っ!!」

 斜め上をいく花澄の答えに瞳孔が開く。
 悪いコトをしてもいいって許しを得たような気がして、思わず彼女の下着に手を掛けた。


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