溺愛CEOといきなり新婚生活!?

 Yシャツを脱ぐと、花澄が恥ずかしそうに視線を逸らす。
 あれから毎日のように愛し合っているのに、まだ慣れないんだな……。


「好きだよ」
「うん」

 聞き飽きたって言われても、言い足りないんだ。
 本当に心から好きで、好きで……。


 片手でシャツのボタンを外して、再び露わになった彼女の肌に手のひらを滑らせる。
 なめらかで、ほんのり甘い匂いがする彼女が、美味しそうでたまらない。


「っ……電気は?」
「消さない」
「昨日は消してくれたのに」
「寝る前だったから、最初から消えてただけ」

 昨晩よりも恥ずかしそうにしているのが、俺の理性を壊していってるなんて気付きもしないんだろな。


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